こんなはずじゃなかった…を防ぐ「介護施設」「ケアマネ」「デイサービス」の選び方のコツ

前編記事『知らない人は大損する…ゼロからわかる「突然の介護」の手続きのすべて」』では、伴侶や両親が突然の介護状態になった場合の、手続きや行政支援などについてをお伝えした。後編でも引き続き、急な介護に迫られた場合でも慌てないための手続きの方法や裏ワザを紹介する。

「良いケアマネ」「悪いケアマネ」の判別方法

いよいよ介護を始めるわけだが、訪問介護やデイサービスの事業所をひとつひとつ自力で調べて契約するのは困難だ。

そこで頼ることになるのが、ケアマネジャー(以下、ケアマネ)である。包括にもケアマネはいるが、他にも居宅介護支援事業所(以下、事業所)という民間企業に所属するケアマネも多い。介護福祉士や看護師として5年以上経験を積んだ人が試験を受け、合格すればケアマネになれる(合格率は20%程度)。

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「ケアマネのメインの仕事は、介護が必要な人の家を訪問し、本人や家族と面談してケアプランを作ることです。月曜はデイサービス、火曜はヘルパー、水曜に訪問看護といったスケジュールを組みます。

さらに、月1回以上は利用者宅を訪問して様子を見るモニタリングを行い、各介護サービスの担当者を集めてサービス担当者会議を開くなど、全体に目を配るスポーツチームの監督のような役割を果たします」(介護ライター・相沢光一氏)

もし「外れ」に当たったら

大抵の場合、要介護認定の結果通知書と一緒に、事業所のリスト(ハートページという名称の自治体も多い)が送られてくる。この中から事業所を選びケアマネを依頼するのだが、いったいどこに頼めばいいのか途方に暮れる人も多い。

そのため、ほとんどの人は「なんとなく」でケアマネを決める。しかしケアマネが「誰でも同じ」でないことは、次の体験談を読めば分かるはずだ。2年前に夫の介護を経験した牧田たか子さん(76歳・仮名)は語る。

「『お風呂に毎日入りたい』という夫の要望をケアマネさんに伝えたところ、『自治体では、週○回までと決まっている』と強い口調で断られたんです。

ところが納得できずに役所の介護担当者に確認したところ、そんな決まりはなかった。それをケアマネさんに伝えると『自分は間違っていない』と言い出し、役所の担当者に電話して大喧嘩を始めてしまった」

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