知らない人は大損する…ゼロからわかる「突然の介護」の手続きのすべて」

まずはこれをすればよい
週刊現代 プロフィール

あと1週間で出ていけ

「そもそも、介護はどのような理由で始まるのでしょうか。厚労省の調査によると、1位が認知症(17・6%)、2位に脳血管疾患(16・1%)、3位は高齢による衰弱(12・8%)となっています」(株式会社アテンド代表・河北美紀氏)

この中で、特に厄介なのは脳梗塞や心筋梗塞などで倒れ、いきなり介護が始まるケースだ。

「医師から『介護保険に入っていますか』と聞かれて慌てる人も多くいます。病院では長期入院が難しく『あと1週間で行き先を決めてください』と急かされることも珍しくありません」(パラマウントヘルスケア総合研究所所長・牛越博文氏)

医者に相談をしても、望む答えが返ってくる保証はない。それどころか早く病院から出ていってもらうために、空きがある料金の高い施設を紹介されることさえある。

介護の相談をするなら、正解は地域包括支援センター(以下、包括)に連絡をすることだ。通称「介護のよろず相談窓口」で、全国5000ヵ所以上にある(日本の自治体数は1741)。

介護の始め方フローチャート介護の始め方フローチャート
 

公民館のような建物の包括もあれば、都市部ではビルのテナントとして包括が入っていることも多い。最寄りの包括に行けばいい訳ではなく、地域ごとに管轄が決まっている。連絡先は、自治体の広報誌などに載っているほか、役所の介護福祉課などに問い合わせると教えてもらえる。

「包括では、保健師、社会福祉士などの専門家が無料で相談に乗ってくれます。ここで介護が必要な人の病状や生活の困りごとについて伝え、要介護認定の流れを詳しく聞きましょう。足を運ぶのが難しければ、電話相談も受け付けています」(河北氏)

関連記事