早くからサステナビリティ・アクションを起こしているSDGs先進県としても有名ですが、起伏に富んだ地形に豊かな文化が息づく徳島には、実はふしぎスポットも多数。徳島出身でオカルト研究家の山口敏太郎さんに、私的ベスト10を選んでもらいました。

ふしぎツアー案内人 山口敏太郎
徳島市出身。作家、漫画原作者、出版・映像制作・芸能マネジメントを行う山口敏太郎タートルカンパニー代表。主な著書に『大迫力! 世界のモンスター・幻獣大百科』(西東社)、『山口敏太郎の日本怪忌行』(大都社/少年画報社)ほか。主な出演番組に『マツコの知らない世界』(TBS)など。山口敏太郎YouTubeチャンネル『ATLASラジオ』配信中。

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第10位
子どもはトラウマに!? 植物でできた橋
「祖谷のかずら橋」

ここからさらに車で1時間ほどの奥地には、男橋・女橋という2本の橋からなる「奥祖谷二重かずら橋」もある。そちらのほうが高さもスリルも低めなので、初心者(?)におすすめ。

日本三大秘境のひとつ、祖谷にある橋。諸説あるが、源平合戦に敗れた平家の落ち武者が、源氏の追っ手が攻めてきた際に切り落とせるようにと、シラクチカズラで作ったもの。足場がスカスカなので高所恐怖症の方はご注意。「この橋自体も伝説も、子どものときは信じられないほど怖かったです」(山口さん・以下同)

ほっこり ★
恐怖 ★★★★★
秘境 ★★★★★

三好市西祖谷山村善徳162-2
☎0883-76-0877(三好市観光案内所)
料金:大人(中学生以上)550円 小人(小学生)350円

第9位
くすぐる妖怪、赤シャグマが出現した記録も
「こんぴらさん」

長い石段を上った場所からは市内を一望できる。受験シーズンには合格祈願の学生が絶えず訪れ、年に一度の例大祭「金刀比羅神社の秋祭」も多くの地元民でにぎわう。

徳島市の中央部に、徳島城の鎮守として建てられた金刀比羅神社。勢見山の東麓にあることから「勢見のこんぴらさん」として親しまれている。「赤い髪をした子どもの姿で人をくすぐる、赤シャグマという妖怪が出現した記録が昭和初期に残されています。僕が学生の頃にはクラスメイトが皆、気軽に遊びに行くような場所でしたが、僕は一度も見たことがありません」

ほっこり ★★★★
恐怖 ★★
秘境 ★

徳島市勢見町1-1
☎088-625-3981

第8位
世界一の大きさを誇る
「たぬき広場の狸像」

ちなみに徳島県内には狸を祀る祠が51あり、徳島市で毎年11月に開催される「阿波の狸まつり」では、これらを巡る「祠めぐりオリエンテーリング」が人気。

小松島ステーションパーク内のたぬき広場に鎮座する巨大狸像。全長5mで、狸の銅像としては世界一を誇るそう。銅像の前で大きく手を叩くと、背後の岩山から水が滝のように流れ落ちてくるユニークな仕掛け。2021年1月には、コロナ禍における医療従事者への敬意を表すため青色にライトアップもされた。「小松島市は金長狸の伝説の地です。なにかデカいことをやりたい人は、こちらで願掛けするのもいいのかもしれません」

ほっこり ★★★★★
恐怖 ★
秘境 ★

小松島市小松島町小松島網渕(小松島ステーションパーク内)
☎0885-32-2118(小松島市都市整備課)

第7位
悲恋の物語が詰まった愛のパワースポット
「恋人峠」

付近には恋人洞門というトンネルや恋人峠の名のバス停、親柱がハートマークの恋人橋もある。ただし、とにかく険しい山道。車の運転はもちろん、歩行の際も注意して。

美馬市の山中にある恋愛成就の峠。恋人たちによる無数の南京錠がかけられたフェンスや大きなベル、また恋人大師堂なるお堂があり、愛を誓う人びとが訪れる。これらのスポットが、断崖絶壁の上の峠道に建っている。「屋島の合戦で破れた平家の落ち武者が、落ち延びる最中に、連れ添った恋人や奥さんと涙の別れをした場所だそうです。下を覗くとわかりますが、とにかく険しい山道がつづいていて、女性の脚にはきついものがあったのでしょう」

ほっこり ★★
恐怖 ★★★★★
秘境 ★★★★★

美馬市穴吹町口山