2022.02.08
# ビジネス

もうどこも貸してくれない…“絶望的な多重債務者”が「まだまだイケる」と豪語するワケ

多重債務者が辿り着く先…

今日中に1万円、せめて5000円を調達したい。でも、もうどこからも借りられない――。そんなとき人はどこで資金調達するのだろうか。ある人は服やCD、家電製品をリサイクルショップへと走り、またある人はネットのオークションサイトで売る。だが、その売るものさえ、もはやないとなると、人はグレーゾーンの領域へと足を踏み入れるようだ。

借金慣れしていない世の多くの人からみれば、銀行、消費者金融などのカードローン、クレジットカードのキャッシング枠、これらをすべて目一杯使い切っている状態(ネットでは借金を重ねた多重債務者たちの間でこれを「天井」もしくは「天井張りつき」と称するのだそう)ともなれば、もはや家計は破綻。残された道は弁護士のところへ駆け込み債務を整理するしかないと思うだろう。

[PHOTO]iStock
 

だが、借金歴の長い者たちに言わせれば、この状態は、「まだまだイケる」(借金歴30年を超えたベテラン、50代男性)のだそうだ。

「クレジットカードのS枠の現金化、後払いサイト、後払い現金化がまだ残っていますよね? それなら属性にもよりますが最低でも5000円から1万円、人によっては30万、なかには50万円くらい引っ張れる(借り入れするという意味)のではないですか」

こう語るのは「複数社から合計2000万円の借り入れがある」と胸を張る50代男性だ。この彼が言う「S枠」とは「ショッピング枠」を指す。クレジットカードに設けられている機能のうち、キャッシュ(現金)を借り入れるための機能、それがキャッシング枠(C枠)だ。これはクレジットカードの機能でもいわば付随的なもので、本来目的はモノやサービスの利用代金を支払うための機能はショッピング枠(S枠)である。

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