2022.02.08
# ライフ

「特殊詐欺」にハメられた75歳女性が、「貯金150万円」以外に失ったモノ

夫には絶対に打ち明けられない…

【前編】『75歳女性の悲劇…夫の入院中、自宅に「銀行員を名乗る男」がやってきた』でも紹介したように、安藤武雄さん(78歳・仮名、以下同)と紀子さん(75歳)は2人で不自由なく生活しているご夫婦でした。しかし武雄さんが軽い脳梗塞で短期入院し、紀子さんは突如一人暮らしを余儀なくされます。

ちょうどその時、区役所職員を名乗る男から、「キャッシュカードが不正に利用されている」との電話がかかってきました。慌てた紀子さんは男の指示通り、自宅にやってきた銀行員の言う通りに行動して危険を回避し、一安心したのですが…。 

実は「特殊詐欺」の被害者だった

それから3日後のこと。紀子さんは、武雄さんが入院して以来休んでいたデイサービスに行きました。久しぶりに人と会話をする楽しさから、いつもはおとなしい紀子さんも、この日はとても饒舌です。

そこで、デイサービスの職員に、3日前の出来事について、話をしました。 まるで詐欺の被害を未然に防いだかのように、ちょっと自慢げに話す紀子さんでしたが、職員はその話を聞き、すぐに怪しいと感じました。

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最近この近辺で特殊詐欺被害が多く発生しているから気をつけるよう言われていたので、気づいたのです。

デイサービスの責任者は、早速ケアマネージャーを通じて娘の真理子さんに一連のことを報告しました。真理子さんが警察と銀行に状況を説明したところ、紀子さんが特殊詐欺被害に遭っていたことが判明したのです。

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