2022.02.06
# 年金

本当の“生活苦”はこれから…ニッポンの高齢者を苦しめる「おカネの三重苦」

物価上昇、社会保険料増加、年金減額
鷲尾 香一 プロフィール

年金支給額まで減額

photo by iStock

その上、22年度の年金支給額が前年比で0.4%減額されるのだから“たまったものではない”。

年金支給額は、物価スライドとマクロ経済スライドという方法によって決められるが、22年度の支給額は物価スライドにより、21年の名目賃金が前年比0.4%減少したことで、勤労者の所得減少に連動させて減額することになった。

ちなみに、マクロ経済スライドは平均余命の伸び率と年金受給者の増減率をベースとして、年金受給者の増加に合わせて、年金支払額を減らす方法だが、物価スライドで年金受給額が減額される時には適用を“先送り”するため、本来は0.3%削減する予定だったが見送られた。

 

ただし、“先送り”のため、来年度には実施される予定で、23年度はマクロ経済スライドで年金受給額は先送り分の0.3%と合わせて0.5%程度の減額になるのではないかと見られている。

このように、高齢者は年金所得が恒常的に減少していく一方で、社会保障費の負担が増大している。

SPONSORED