ガソリン、食料品、高速道路など続々と値上げ
どうやら、この国の為政者たちは国民生活が苦しくなることに“痛みを感じない”らしい。
すでに原油価格の上昇などにより、物価の上昇が続いているが、実質的な給与所得の減額につながる社会保障費などの引き上げは、これからが本番だ。

筆者は21年10月22日の『日本国民に大ダメージを与える「不景気中の物価上昇」が現実味を帯びてきたワケ』で原油や資源価格の上昇と為替円高の影響で、国内の物価が上昇すると予測した。
残念なことに、ガソリン・灯油価格はもとより、昨年末からは多くの食料品が値上げされ、さらには、電気・ガス料金も値上げされ、22年4月からは“便乗値上げ”としか思えない首都高速道路の通行料金までもが値上げされる。
こうした食料品や電気・ガス料金などの値上げについては、多少の自己防衛策もあるが、社会保障費関連の引き上げは避けようがない。