2022.02.10

ここにきて、自民と公明の「仲間割れ」で大混乱…ふたつの党の「今後のゆくえ」

菅義偉がいよいよ動くか?

「蜜月復活」の可能性

公明党の支持母体・創価学会が先月27日に発表した「候補者支援の基本方針」が、波紋を呼んでいる。「人物本位」の原則徹底と「党派を問わず見極める」といった穏当な文面だが、こうした方針を出すこと自体'94年以来28年ぶりと、きわめて異例なことだからだ。

背景にあるのは、自民党への不信感だ。今年7月の参院選に向け、公明党は自民党との相互推薦を急いでいた。にもかかわらず、公明党参院選候補者への自民の推薦が難航していた。

さらに、自民と創価学会の間にあった「太いパイプ」が失われてしまったことも大きい。菅義偉前首相と佐藤浩創価学会副会長は、蜜月の関係だった。

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ここ数年の自公の関係は、安保などで公明に配慮する菅氏と、「政治部長」の異名を取る佐藤氏の阿吽の呼吸で支えられてきたのだ。

しかし佐藤氏は昨年2月に定年退職し、菅氏は昨年10月に首相を退任。公明党とパイプのある二階俊博元幹事長も反主流派に追いやられた。

自公関係を憂慮する原田稔創価学会会長は、佐藤氏を事実上復帰させ、参院選の「裏選対」を任せている。一方、自民の菅氏も派閥旗揚げの可能性が報じられるなど、再び動きはじめている。

今の自公のドタバタは、佐藤−菅ライン復活の予兆かもしれない。

『週刊現代』2022年2月12日号より

※雑誌掲載時、創価学会の「佐藤浩前副会長」とあるのは「佐藤浩副会長」の誤りでした。佐藤氏は現在も副会長を務めています。訂正します。

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