口いっぱいに頬張る息子の姿に思わず……

ごくたまにですが、日中、息子と2人だけの日があります。
他の兄弟がいないそんな時、今日ならいけるかも!と「今日お昼、外に食べに行こうか? 2人だけだし、どこにでも行けるよ! 何がいい??」と聞くと、長男の答えは「ラーメン!」

私の質問がいけなかった。
何がいい?の長男の答えは決まってラーメンだった。
すでに彼の頭にはラーメンしかない。
で、彼の大好物の豚骨醤油のラーメン屋へ。
つい最近も家でラーメンを作ったし、この前の旅行先でもラーメンを食べたよ。
「オレは、ラーメンは毎日食べても飽きないからね!」
うん、そうか。確かに美味しいよね。私も豚骨は好き。
でもさ、せっかく2人なんだし、たまにはさ……。

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別の日、今度は次男と2人。車で少しだけ遠出して、さて、お昼はどうしようか。
「せっかくいつもと違う街に来たし、なんか美味しいお店ないかなあ?」と、言い回しを変えてみる。
「もう、オレ、お腹ぺっこぺこ!! ハッピーセット! ハッピーセットしか無理!」
ここまで来て、またハンバーガー!? 家のそばにあるよ~。
見てよ! 見てよ! お洒落なカフェとかレストランがこんなにたくさんあるのに?
ああ~またか、とガッカリ。
これって息子じゃなくて“娘”だったら……なんて不毛な考えすら浮かんできます。

でも、ほっぺたにケチャップをつけ、口いっぱいにハンバーガーを頬張る次男を、コーヒーを片手にじっと見ていたら……
なんだか、涙があふれそうになりました。
だって、その一生懸命に食べる姿は、涙がでるほど、愛おしかったから。

“泣きたくなるほど大変で、泣きたくなるほど愛おしい”

この気持ちの振り幅の大きさこそが、子育ての醍醐味だとママ友は言います。

そうだよね、それだけで充分だよね。
彼らが美味しそうに食べている、楽しそうに笑っている、もうそれだけで充分。
家族に何かを求めてはいけない。期待しちゃいけない。

私の行きたいお店、食べたいものは、コロナが収まったら、ママ友と行こう~っと!

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