子供との生活で変わった「食事への意識」

朝はカフェオレやフルーツだけで、ゆっくりと眠気を覚ましていた、今から思えば優雅な独身時代が懐かしい。
子供との生活は、様々なことがそれまでと大きく変わりましたが、食事もその一つです。

こちらの状況や体調に関わらず、子供は3食きちっとお腹が空くし、私一人なら納豆だけでも良かったのに、子供のためとなると、品数や栄養など、それなりに気にするようになりました。

趣味だった料理は、いつしか親としての責務かのように……。
では毎日手の込んだ栄養満点の料理を用意しているのか、と言えば、子供たちが好きな物を優先して作ってしまうため、なんだかいつも似たような食材で似たようなメニューばかり。
スーパーでお総菜を選ぶときだって、子供が好んで食べてくれるいつものお総菜。
自分で作ったご飯とヘビロテで購入しているお惣菜は、もうとっくに飽きてしまいました。

お正月休みに、3兄弟と動物園へ。写真提供/中村仁美
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夫がいる昼間に家族で外食したりもするのですが……三男がまだ小さいので、3兄弟を連れての外食は、“楽しい”や“美味しい”を上回るストレスが。
3人揃うと、騒がしさは3倍ではなく爆発的に増加します。
お店は、周りに迷惑をかけないよう、うるさくしても大丈夫な雰囲気か、個室もしくは広いスペースのある所が必須。
メニューも子供メインで選んで、フォークを落としちゃった! 水をこぼしちゃうから前に置いて! いい加減に喧嘩をやめて食べなさい! その手で私に抱きつかないで~! など、子供達に大人しく食べてもらうのに必死で、気の休まる時がありません。

また、朝食の注文でお分かりの通り、3人とも肉とラーメン以外、好きなものがバラバラ。加えて、魚介が苦手で食べ物への拘りが強い夫となると、フードコートやファミレス、ファストフードでなければ、誰かがグズリ、その場が修羅場化することは容易に想像できます。
こういった子供フレンドリーなお店は子育て家庭にとって、心底ありがたい!
子供が喜ぶ仕掛けも多く、しかも、ファストフードのコーヒーなんて、本格的でとても美味しいですもんね!

お仕事で素敵なお店に! 写真提供/中村仁美

でもな~。
独身時代、会社帰りに同僚と通ったスペインバルのトリッパ、雰囲気の良い沖縄料理の居酒屋で食べ尽くした島ラッキョウ、裏路地の本格インド料理の焼きたてチーズナンとバターチキン、可愛い外観のタイ料理店のパクチーたっぷりヤムウンセンとソムタム、それから大好きな韓国料理!!
ああ~久々に食べたいな~。

あの頃好きだったお店は、3兄弟を連れて行くにはあまりにも申し訳なく、コロナ禍も手伝い、もう何年も行っていません。
食べたいものが食べたいときに食べられる、それってとても贅沢なことだったんだなあ。