これは怖い!無法地帯のNFTアート その現場で何が起こっているのか

複製可能なのに75億円
足立 明穂

無法地帯でどうやって信頼を築いていくか

NFTが無法地帯であると聞いてどう感じたでしょうか? まだまだNFTには手を出してはいけないと考えるのも一つ。しかし、このような無法地帯であるということは、無限のチャンスでもあります。

例えば、NFTの詳細に条件を書けばデジタルでなくとも実際にあるモノの所有権を販売できるので、ウィスキーの樽の所有権を販売する、アニメのセル画の所有権を販売するといったことも行われています。デジタル化されたものでも、電子書籍を出版する権利をつけて販売、女優がデートする権利をつけて写真のNFTを販売といったことも起きています。

Photo by GettyImages
 
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NFTにすることで、1回販売して終わりではなく転売されるたびに転売価格の10%が最初の販売元に入るように設定することもできるので、高値で転売されていけば後から利益が入ってくる仕組みになります。こういう仕掛けも今までの販売方法では実現できませんでした。

これらをうまく活用している例を調べてみると、入念に準備し、ファンとの関係性を構築し、どこの誰が何を提供しているのかを明確に提示しています。そうやって、しっかりと信頼関係を作ってNFTとして販売しているのです。

法律が整備されていないからこそ、丁寧に対応し情報を開示することで、他に先駆けて成功事例を作り出すことができます。無法地帯であるからこそ、NFTの本質を理解して価値を見出して売り出すことをぜひ考えてみてください。

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