今回のアンケートでもう一点注目なのは「都心と郊外、どちらのエリアに住みたいですか」という質問に対する答え。実に87.9%の方が「都心に住みたい」と答え、「郊外に住みたい」と答えた方は12.1%に留まったのです。新型コロナによってテレワークが浸透しつつあるとはいえ、利便性の高い都心エリアのマンションが人気であることが伺えます。
前回お伝えした【「湾岸タワマン」の値上がりが止まらない…!人気物件の「意外な共通点」とは】でも、駅直結の湾岸タワマンは特に値上がり幅が大きいことが明らかになりました。
都心エリアの中古マンションについては、今後も値段が上がる可能性すら十分にあります。

住宅ローンの金利は上がらない!?
もう一点、不動産価格に対して大きな影響を与えるのが住宅ローン金利です。中古マンションを購入する際、現金で購入する人はほとんどいません。多くの方が住宅ローンを組んで中古マンションを購入します。
それゆえ、住宅ローン金利が低ければ低いほど毎月の支払い金額を抑えることができます。また金利が低ければ低いほど、銀行も多くのお金を貸してくれる傾向があります。不動産価格が下がるときは、住宅ローンがきっかけになることが多いのです。
それでは、今後日本では住宅ローン金利が上がるのでしょうか。私は、しばらくの間その可能性は極めて低いと考えています。なぜなら、日本の実体経済がとても回復しているとはいえず、今後もそう言えるようになる可能性が低いからです。