2022.02.01
# 不動産

山手線全駅「マンション値上がり率ランキング」ベスト10…上位に入った「意外な街」の名前

針山 昌幸 プロフィール

最も多い回答は「価格が上がりすぎて、購入検討者が減り、結果的にマンション価格が落ち着きはじめる」で72%、次いで「金利が上がる」が 37%、「売り出し物件が増えてくる」が35%、「日経平均株価が下がる」が28%でした。

都心の不動産価格が下がる要因として、よく話題に上がる「郊外人気が上がり、都心のマンション人気が下がる」という理由を選んだ人は8%に留まりました。

新築と中古で異なる値上がり要因

値上がり派の理由として最も多かった「建材や人件費などの高騰」ですが、これは売主が不動産ディベロッパーである新築マンションにおいては正解と言えます。

一方で、売主が個人所有者であることが多い中古マンションにおいては、建材価格や人件費の高騰は価格にあまり影響しません。ただ中古マンションの売り出し価格を決める際には、周辺の新築マンション価格や過去の売り出し事例などを参考にしますので、建材価格や人件費の高騰によって間接的に市場全体が引っ張られる可能性はあります。

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首都圏における中古マンション成約価格は、2021年12月まで20ヶ月連続で前年同期比を超え上昇しています。ここまで中古マンション価格が上がると、2022年はこれまでのように購買意欲の高い顧客が増え続けることはないかもしれません。

しかし公益財団法人 東日本不動産流通機構 MarketWatchサマリーレポート2021年12月度(2022年1月4日時点での最新データ)によると、首都圏における中古マンション在庫数は、2019年12月から25ヶ月連続で前年同月を下回っています。これは新型コロナで転勤や高齢者の住み替えが抑制されていることが背景にあります。この物件数減少は、2022年になっても解消される見込みはありません。

物件数減少が解消されない限りは、インフレの影響を除いて中古マンションの価格は上がらない可能性はありますが、かといって下がる見込みも少なそうです。

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