2022.02.01

「高齢者向けの保険」に入るべきか、やめるべきか…的確に判断するための「シンプルな方法」

和夫さん(73歳仮名)と幸子さん(73歳仮名)の夫婦は、70歳のときに経営していたクリーニング店を閉めて引退しました。当時、老後の医療費や、死んだ後の葬儀代に不安を感じていた夫婦は、高齢者になってからも入れる死亡保険、医療保険に加入しました。その額、月に4万5000円。

食費などを切り詰めてまで保険料を支払っていましたが、二人はこのまま支払いを続けられるか不安を覚え、FPである著者の長野郁子さんのもとに相談に訪れました。長野さんは、こうした、高齢者でも加入できることを謳った「終活保険」をあまりおすすめしないと言います。

その理由の一部は【前編】「引退した70歳の夫婦が「高齢者向け保険」に加入したことを「後悔」した理由」で述べましたが、以下では、さらにこうした保険について長野さんが解説します。

〔PHOTO〕iStock
 

貯金をしたほうがいいのでは…?

和夫さんが支払っていた「持病があっても入れる医療保険」は入院日額1万円、手術したら10万円で先進医療などの特約付き。もし10日間入院し、手術したら合計20万円を受け取れる。その保険料は月額約1万4000円。年間16万8000円。1年2ヶ月積み立てれば約20万円。そしてその保険請求に診断書費が7500円かかる。

もちろん病気して気弱になっているときに保険金を受け取ったらうれしいけど、本当に必要かは疑問だ。医療雑費として使える100万円の預金持っているなら必要ないし、そのための100万円がないなら、まずは1万4000円を毎月積立てて100万円貯めた方がいいと思う。

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