食べないと減るのは当たり前だけど

病院に入院したことのある方は分かると思いますが、病院の食事をきちんと食べていると、ある程度その人の健康体重に近づいていきます。だいたい50歳~60歳で2100キロカロリーくらいで、ほとんど動けなかった私は1800キロカロリーあたりに設定されていました。いずれにしても栄養士さんがその状況に合わせて設定してくれるので、体重が安定してくるという訳です。

私は日ごろから動き回っていたので、2019年に検査入院した際の病院の食事は足りませんでした(笑)。しかしながらすでに自力で歩くことが困難である上に、入院中は動かないことがほとんどなので、この食事量なのでした。それでも3食きちんと食べる規則正しい生活が4週間は続くのでこう思ったのです。「この生活を続けていって安定してきた体重が今後の目安」なのであろうと。病名探しと同時にチャレンジ開始です。

2つの「かんしょく」をテーマに掲げました。まずは出された食事を「完食」する事です。これは難なくクリアしました(笑)。そして問題だったのが「間食」です。入院中の主治医に「入院中は出された食事だけを食べて、間食しない方が検査には良いでしょうか?」と聞いたところ「そんな制約はありません、お腹がすいたら間食していいです。確か食事も大盛りにできます」とにこやかに答えてくれました。その上に「ノンストレスを心がけてください」とも言われました。

入院中の食事はすべて完食! 写真提供/津久井教生
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ペロッと平らげた食器を片付ける際に看護師さんに「大丈夫ですか、足りてますか?」と聞かれる始末。よほど顔に「ご飯が足りない」と書いてあったのであろうか(笑)。病院食だけで間食をしないことの方が入院生活では辛かったです。ノンストレスを理由にたまに食べる埼玉医科大学病院内のタリーズのシナモンロールたちは、震えるほど美味しかったです。

震えるほど美味しかった埼玉医科大学病院のタリーズで食べたシナモンロール 写真提供/津久井教生

2019年に8月から9月、そして12月と2回の入院生活をして、食事の量を体験して基準として覚えることができました。そしてこの時期に体験したのが「一定量食べても体重が減るという兆候にある」という現象です。ALS初期の手や足が動かなくなる病状が顕著に表れた時のあるあるです。体重維持分のカロリーを摂取しているのに体重が減っていくのです。原因は筋肉が減っていくからだといいます。