2022.01.30
# 落語
『笑点』のメンバー交代、桂宮治の「大抜擢」の「その後」に起きること
5年後のメンバーはどうなっているのか大抜擢
『笑点』のメンバーが入れ替わった。
あらたに桂宮治が入った。
年齢こそ45歳であるが、入門してまだ15年なので、かなりの大抜擢である。
いまの『笑点』メンバーのキャリアを入門順に並べてみる。
年齢、落語家入門年、落語家キャリア、笑点キャリア(連続出演開始年)
林家木久扇・84歳・1960年入門62年め・笑点54年目(1969年より)
三遊亭好楽・75歳・1966年入門56年め・笑点33年目(1988年より)※
三遊亭小遊三・74歳・1968年入門54年め・笑点40年目(1983年より)
三遊亭圓楽・71歳・1970年入門52年め・笑点46年目(1977年より)
春風亭昇太・62歳・1982年入門40年め・笑点17年目(2006年より)
林家たい平・57歳・1988年入門34年め・笑点17年目(2006年より)
桂宮治・45歳・2008年入門15年め・笑点1年目
※好楽は1979年−1983年にも「笑点」レギュラー出演あり

主演者のキャリア幅は一挙に広がった。桂宮治も大変だろう。
バラエティ番組は、一人だけ突出しておもしろいことを言うということはできない。
まわりにどう取り扱われるかでおもしろさが決まっていく。
この「キャリアと年齢差」をどう埋めていくのかというのが課題となる。
もちろん残りのメンバーはおもいっきり彼を盛り立てようとするだろうから、やりにくくはないだろうけれど、はたしてどれぐらい人気を得られるのか、それはわからない。