提供:アラスカシーフードマーケティング協会

過剰漁獲や海洋汚染、海洋と沿岸の酸性化、気候変動による生態系の変化など、現代の海は多くの問題を抱えています。当然ながら、私たちがふだん口にしているシーフードを、この先おいしく食べられなくなる可能性も大いにあります。これからの時代を担う次世代へ豊かな海洋資源や地球環境を引き継ぐため、世界に先駆けて環境に配慮した行動を開始していたのがアメリカ・アラスカ州。だから今、私たちがサステナブルなアラスカ産のシーフードを選ぶことは、美しく豊かな海を守ることにつながるのです。

アラスカ州ってどんなところ?
「アメリカ最後のフロンティア」とも呼ばれるアラスカは、日本列島4つ分という広大な面積であり、そのうちの約1/3が森林に覆われている自然豊かな土地。沿岸の海へ大地の栄養分が流れ出るため、たくさんのプランクトンが発生し、それを食べる小さな魚や甲殻類、さらにそれらを食べる大きな魚や海洋哺乳類など生き物がたくさん集まります。こうして培われてきた生態系の豊かさがアラスカの特徴であり、世界でもっとも大きな天然シーフードの生産地の一つとなっているのです。実は、真だらや銀だらをはじめ、日本で身近なシーフードの中にはアラスカからやってきているものもたくさんあるのです。

今、なぜ海を守らないといけないの?

写真/アラスカシーフードマーケティング協会提供

●世界の人口増加とともにシーフードの需要が高まる一方で、過剰漁獲や海洋汚染、気候変動などにより天然の水産物の供給は頭打ちに。シーフードの未来が危ぶまれている状況にある。

●適切な漁業管理に対する理解、取組みは増えているものの、過剰漁獲状態にある漁業も依然として大きいのが現状。

●世界的に取組みが加速しているSDGs。ゴール14に「海の豊かさを守ろう」が掲げられている。海洋の生態系を回復することや、発展途上国における持続的な海洋資源の活用のほか、科学的な漁業管理を推進し、違法漁業や乱獲につながるような漁業を排除することで海と海の資源を守ることが、より良い世界を実現するために必要な目標として示されている。

アラスカ産シーフードが、サステナブルである3つの理由

写真/アラスカシーフードマーケティング協会提供

その1 アラスカに根付く「サステナブルな精神」

アラスカでは古くから、習慣や伝統として自給自足のために漁業が行われてきました。天然のシーフードはアラスカ州の人々の暮らしに欠かせないものなのです。そのため「将来にわたってずっとシーフードを享受できるよう、生態系を守りながら魚をとること」は、アラスカの人々にとって大切な考え方として浸透しています。また1959年に施行されたアラスカ州の憲法では、天然資源の持続可能な開発・活用・維持が定められており、アラスカではSDGsが採択されるずっと前から長きにわたり「サステナブルな天然資源の活用」を重視してきました。

その2 生態系に悪影響を与えない漁業

自然の恵みである天然のシーフードを獲り過ぎないよう、科学的な根拠に基づき魚種ごとの漁獲量を厳しく管理しています。さらに生態系に悪影響を与えないよう漁船の大きさや漁具を制限するなど、徹底した管理を行っています。アラスカの海に「絶滅危惧種」に指定されている魚種はひとつもないことが、アラスカ産シーフードは極めてサステナブルである証拠といえます。

その3 とりまく環境全体に配慮した漁業

アラスカでは、シーフードが育まれる海の生態系やとりまく環境を守るため、養殖漁業の禁止をはじめ厳しい環境規制を実施。さらに310万平方メートルもの広大な面積を「海洋保護区」として指定しています。

身近なシーフードには、アラスカ産がたくさん!

そんなサステナブルなアラスカ産シーフードを手に入れるのは簡単! 私たちがふだん買い物をするスーパーや鮮魚店にたくさん並んでいます。ここではアラスカ産シーフードの一例をご紹介。見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。

イラスト/椿原正洋
イラスト/椿原正洋