2022.01.28
# サッカー

W杯アジア最終予選、中国に“快勝”できたカギは「セットプレー」だった

点差以上に日本が圧倒したゲーム

試合を決定づけた「2点目」を読み解く

「後半、攻撃の選手を投入したが、2点目が大変につらかった。(試合に)大きな影響があった」

成績不振による監督交代で就任した中国代表のリー・シャオペン監督は試合後、日本代表に奪われた追加点を悔やんだ。この時間帯までシュートをゼロで抑えられているチームにとって突きつけられた2点差の現実は、戦意をかなり削ぎ取られたに違いない。

1月27日、埼玉スタジアムで行なわれたカタールワールドカップ・アジア最終予選。B組2位の日本代表は同5位の中国代表に2-0で勝利して、2月1日に同地で迎える首位サウジアラビア代表との大一番に弾みをつけた。シュート数は日本の14本に対して中国は2。点差以上に日本が圧倒したゲームではあった。

試合を決定づけたあの2点目をクローズアップしたい。

2点目を決めた直後の伊東純也選手を囲んで[Photo by gettyimages]
 

先に動いたのは中国のほうだった。後半11分にブラジルからの帰化選手でフォワードのアランとウェイ・シーハオという攻撃的なカードを2枚切り、森保一監督はその2分後に前田大然と中山雄太を投入している。大迫勇也、長友佑都のコンディションを見ての判断だったのかもしれないが、公式戦においてチームの流れが悪くないときは引っ張る傾向があっただけにいつもよりも早く動いた印象があった。

これが当たる。入ったばかりの中山が左足からのクロスをファーサイドに送り、伊東純也がヘディングでゴールに突き刺した。勢いを出したい中国の勝負手を結果的に無効化する妙手となった。

このゴールの起点はスローイン。スローワーの中山が南野に送り、そのリターンを受けてからのクロスだ。

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