2022.01.29

中国「インフルエンサーマーケティング」のスゴい実態…! この市場を日本企業が制するカギとは?

飯田 一史 プロフィール

中国市場、華人市場へアプローチするための有効な手段とは

こうした動向は、日本企業や日本人に追い風なのか。チャンスはあるのか。

「在日中国人は中国語、日本語、英語のトリリンガルが少なくありません。弊社で契約しているKOLには、北京大学医学部からトロント大学院に進学して生物学の博士号を取得し、結婚してからは日本に住んで東京の大学で英語で講義をしながら、医学知識に基づいて美容について発信している『Min老師在東京』などがいます。

向学心の旺盛な在日中国人や在中日本人は、KOLに専門性や正確さが求められる時代にマッチしています。越境ECにしてもインバウンド消費を促すにしても、こうした存在を活用しない手はありません」

また、中国SNSから中国国外への中国語以外での情報発信の手段は限定されている。全世界に向けて発信するには、どこかの国を介して英語も含めた多言語発信することになる。その際の拠点のひとつと目されているのが日本だ。

すでにひとつの写真や動画素材をもとに、中国語ではビリビリ動画や小紅書で発信し、日本語や英語ではYouTubeやInstagramで発信している中国人や日本人のインフルエンサーが幾人も存在する――ここにもビジネスチャンスがあるだろう。

「日本人は『日本のものを中国で売る』ことへの関心が高いですが、日本にいる中国人にも目を向けてほしいですね。在日中国人は在留者、日本国籍に帰化した人を合わせるとおよそ100万人。富裕層も多数存在します。大きなマーケットがあるんです。また、人材として見ても非常に優秀な人、おもしろい人がたくさんいます。私は日本国内の中国人にアプローチすることが、結局、中国市場や世界全体で5、6000万人いると言われるグローバルな華人市場への近道になると思っています」

 
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