2022.01.29

中国「インフルエンサーマーケティング」のスゴい実態…! この市場を日本企業が制するカギとは?

飯田 一史 プロフィール

実は中国におけるKOLマーケティングは、デジタルマーケティングであるにもかかわらず、効果測定が困難だという。もちろん、特定の画像や動画を何人が観たか、コメントがいくつ付いたかは追える。

問題はその先だ。中国では、プラットフォーム間のユーザーの移動を各事業者が事実上封鎖し、たとえ投稿者がリンクを張り付けたとしても、ユーザーがその先に飛ぼうとするとコンテンツ自体がブロック、制限されてしまうことがある。

だからその投稿を見て何人が商品にアクセスし、何%コンバージョンしたのかという効果が測定しづらいのだという。そして日本のメーカーは「デジタルなのに測定しづらい」という理由で中国市場向けのマーケティングでKOLを起用するのを嫌うことが、ままある。

 

例外的に効果測定をしやすいのがライブコマース

ただ例外的に効果測定しやすいのが、生配信しながら商品を売るライブコマースだ。

「そうは言っても、ライブ一発で商品が売れるわけではないんです。日本のメーカーはここを勘違いしがちです。KOLマーケティングでは、そのときどきのトレンドを見ながらPDCAを回して中長期的に施策をいくつも組み合わせた上でライブコマースをして、やっと売れます。

よく『中国でSNSを使ってビジネスを成功させるノウハウを教えてくれ』『いま流行っているアプリを教えてくれ』と言われますが、中国では市場の変化が速く、ノウハウや流行のサービスはどんどん移り変わっていきます。教えてもすぐに古くなってしまう。成功に必要なのは、変化に適応できる適切な『人』をアサインして二人三脚で継続的に取り組むことです」

趙氏が経営するNUESE社が契約しているKOLの小紅書(REDBOOK。EC機能の付いた中国版Instagramのようなサービス)でのフォロワー総数は100万人超、2021年には売上が数千万円、会社としては他の事業の売上も合わせると億単位の売上となり、2022年はさらに成長する見込みだ。

 
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