「栃木県はいいぞ」温泉が性犯罪の温床に

今西さんは、小児科医であり現在9歳、8歳、2歳の3人の娘を持つ父親ということもあって、小児性被害の問題に以前から関心があったと話す。小学校等で保護者向けの講演も行なっている。

「小児科医をしていると、時々性被害を受けたと思われる子どもを診ることがあります。女の子で、尿路感染の症状から性被害がわかることもある。今回の混浴年齢引き下げの問題も、小児性被害と無関係ではないと思います。欧米では温泉で水着を着ることが原則です。それに対して、裸で入浴できる日本の文化は、世界から見れば非常に特殊で混浴に寛容な面がありますよね。そうした背景もあって、大人があまり危機感を感じないまま、混浴をさせてしまっている場合があります

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今西さんも、娘が小さいときには一緒に温泉の男湯に入ることもあったそうだ。しかし、ただならぬ視線を感じて、「これはよくない」と感じた。家でも、娘と一緒に入浴していたが、成長するにつれ一緒に入ることをやめた。

「ただ、僕も娘を持つまでは、あまり深刻に受け止めていませんでした。一般的に、特に男親は自分が性被害に遭った経験が少ないことから、危機感を感じにくい。日頃から子どもたちと接点がある我々小児科医が、親御さんへの注意喚起を含めてもっと声を上げていかなくては、と感じています」

実は、公衆浴場での混浴年齢は、各都道府県や中核市の条例で定められており、自治体ごとにバラバラなことは、あまり知られていない。今西さんは自身のツイートで「栃木県の11歳(まで可能)というこれまでの設定は論外だった」とも述べている。

今西さんのツイート。「意外と男親は無防備」「市民プールやホテルのプールも危ないと感じる」「触られていないからオッケーではない」というコメントなど様々な意見が投稿された。
【今西さんの1月4日のTwitterのコメント】
特に娘を持つ父親でもこの辺りの防犯意識が低い人がいて驚く。銭湯に娘を連れ男湯に入る父親を見かけるが、この前も水面から彼女を明らかに不自然に凝視する男性が複数いた。そして、講演で言うと毎回驚かれるが、小児性被害の1割が男児というデータも結構防犯の上でのピットフォール

「特に栃木県は年齢が高めに設定されているということで、小児性愛者の界隈では『栃木県では(女の子の裸が見られて)いいぞ』と、SNS等で噂になっていたと聞いています。男湯に親と一緒に入った女児が、盗撮の被害に遭うこともある。大人が性犯罪の機会を与えてしまっている現状は、変えなくていけないと思います」