2022.01.26

年間「5億」を売り上げたホストが初めて誕生…歌舞伎町“ホストバブル”の裏側にある「変化」

飯田 一史 プロフィール

「炎上」しても有名になれば勝ち

――客数を増やしてサステナブルにやっていく手法としてのアイドル営業と、客側が資金を稼ぐ手段が多様化されて整備されたことがホストバブルの背景だと。

佐々木 SNSで有名なインフルエンサーのホストもいて、「店には行かないけどファンです」みたいな子もいるんですね。「会えるYouTuber」みたいな感じで、インフルエンサーのホストのところに母娘いっしょに観光気分で来店して2、3万使って帰るようなケースもあります。本来のホスト遊びは数百万使って店の外でも連絡取れるようにしたりするものですけど、低価格で遊ぶ裾野の客が増えている。だからこそそういう人たちに対して女性同士で「私はお金を使って応援してるんだ」というマウントも生まれています。

[PHOTO]iStock
 

――一昔前までと違ってホストが枕する、女性客と寝ることがタブー、ダサいことではなくなったそうですが、今は何かタブーや忌避される行為はありますか。

佐々木 賛否両論なものとしては炎上商法ですかね。でもそれで有名になれば勝ちなんですよね。99%の女の子に嫌われても1人300万使ってくれる子が見つかればいい世界なので。

2021年には、自作自演なのかわからないと言われている話ですが、あるホストが毎月300万使ってくれた女の子へのクリスマスプレゼントとしてFrancfrancの1500円くらいのマグカップをあげたことでその女の子が「ふざけんな」と怒ったLINEのやりとりを晒した事件がありました。でもすぐにそのホストは名義を「マグカップこうや」に変えてバズったことを利用していました。何か晒されても売上が上がる分にはダメージにならないんですね。

ほとんど唯一、売上が上がらない晒しは、ホストが自腹で立て替えて数字を作っていたのがバレたときですね。それが一番ダサくてダメージがあります。

SPONSORED