2022.01.27

メディアが報じない「漫画家の素顔」…『ドカベン』の作者、水島新司さんの野球愛

周りを幸せにした野球マンガの巨匠

決して偉ぶらない人柄だった

作品だけではなく、人柄も愛された漫画界の「巨砲」が1月10日に亡くなった。『ドカベン』『あぶさん』などの野球漫画で知られる漫画家の水島新司さん(享年82)だ。

水島新司著『ドカベン』第1巻
 

水島さんと新人時代から付き合いがある漫画家の政岡としやさんは、こう振り返る。

「水島さんほど周りに気を遣える漫画家はいません。漫画家を集めた草野球チームで、水島さんは監督なのに一切指示をしないのです。

私たちが命令されるのを嫌う人たちだと分かっていたからでしょう。それでも率先して円陣を組んだり声を出したりしていた。決して偉ぶらないから皆から好かれていました。

どれだけ人気漫画家になっても、草野球にかける思いはブレなかった。

「歳をとったり売れたりすると、草野球をやめてゴルフを始める漫画家が増えます。私も水島さんをゴルフに誘ったことがありますが『絶対に嫌だ!』と頑固でした(笑)」

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