2022.01.26
# アパレル

「ジェラートピケ」快進撃の理由…これからのアパレル業界を左右する「3つの社会要因」

いよいよ2022年が始まった。今年は壬寅(みずのえとら)で、壬は「妊」に通じることから「エネルギーを蓄える」といった意味が、寅は「螾(みみず)」に通じていて、作物の実りを助けるミミズが土の中を動くイメージから「新しく動き始める段階」という意味もあるそう。

2022年は新たな段階に向けてしっかりと準備を進めていく年にしたいものだ。

そこで、今回は2022年アパレル業界に影響を及ぼしそうな社会テーマを、3つ取り上げて検証。そしてコロナ禍の中でも業績を伸ばしたブランドの成功事例から、2022年のアパレルビジネス飛躍のためのヒントを紐解いていきたいと思う。

 

気候変動、値上げ、コロナ禍…

(1) 気候変動

2021年もゲリラ豪雨や季節外れの暑さから、底冷えするような寒波そして降雪に見舞われた。これらの気象現象をもたらした一因は「ラニーニャ現象」によるものだ。

ラニーニャ現象とは太平洋赤道域の日付変更線から、南米沿岸にかけて海面水温が平年より低い状態が続く現象のことで、インドネシア近海の海上の積乱雲が一層さかんに発生する。すると日本付近では夏季は太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向がある。冬季は西高東低の気圧配置が強まり気温が低く推移する。

この2年続いた「ラニーニャ現象」が終息し、2022年は平常か「エルニーニョ現象」に変化するとNOAA(米国海洋大気庁)による予測がある。分かりやすくまとめるとラニーニャ現象=「暑夏、冷冬」が、エルニーニョ現象=「冷夏、暖冬」となる可能性があるということだ。

photo by iStock

もちろんこうした地球のメカニズムが影響する予測は難しく、気象庁の発表する暖候期、寒候期予報や、3ヵ月予報による確認が必要だ。

アパレル業界では、前年踏襲という前時代的なやり方はそろそろ改めて、広く情報を収集して備えたい。特に夏の冷たさや冬の温かさといった機能商品の、大掛かりな仕掛けには注意を払う必要がありそうだ。

SPONSORED