2022.01.24

「原状回復に100万円…」ペット禁止マンションで不動産業者が目撃した「異様な部屋」

テレビではワイドショーや情報番組で毎日のように可愛すぎるペットのしぐさや珍行動が紹介され、愛らしい行動に心奪われる方も多いと思います。最近では、少子高齢化や核家族化、晩婚化が進み、分譲マンションでもペットとともに生活することで楽しい暮らしを送ろうとする方が増えてきました。加えて、長引く新型コロナウイルスの影響もこうした動きに拍車をかけているように感じます。

以前は、マンションでは犬や猫を飼えないという印象が強かったですが、ペット可のマンションが増えたことで、犬や猫を飼いやすい環境になってきました。今回はマンションでのペット飼育の問題について考えていきます。

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「ペット禁止」のマンションで

まずはペット飼育を禁止にしているケースです。都内のある分譲マンションで住人から管理組合の理事会に苦情が入ったそうです。

聞くと「隣の部屋で、内緒で猫を飼っているようだ。規約違反ではないのか」とのことです。猫は発情期になると大きな鳴き声やマーキングで他の居住者の迷惑となることがありますが、訴えてきた住人によるとその部屋からは猫の鳴き声と匂いがするというのです。

 

そこで管理組合のメンバーが「猫を飼っているのではないのか」と居住者に直接聞いたところ「うちではありません。どちらか違うお宅ではないでしょうか」と回答され、証拠もなかったため、それ以上は追及しませんでした。

ところがある日、近所のスーパーで、その住人がキャットフードを購入しているところを管理組合の理事が発見。追及するとその住人はようやく猫を飼っていることを認めたのです。しかもその数は一匹ではありませんでした。

その居住者の方は、お一人住まいの賃借人の女性でした。

女性は、40平米の部屋に猫を最初1匹だけ飼っていたそうです。しかし捨て猫を見るとかわいそうに感じ、いつの間にか十数匹になってしまったというから驚きです。引き取り手が現れるまでと考えていたそうですが、そのような知り合いは現れず、ペットが飼育できない規則があることを知りながら、成り行きで飼ってしまったそうです。

管理組合からの規約違反の警告により賃貸借契約を解除されて退去しましたが、退室立ち合いを行った不動産業者は室内の光景に驚いたと言います。

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