食べることは、生きる基本。だから、子どもは“食育”を通して、食にまつわる正しい知識を身につけ、生きる力を育みます。でも、大人はどうでしょう? 食を取り巻く状況は日々目まぐるしく変わっています。深刻化している貧困問題や、社会全体での取り組みが叫ばれている食品ロス問題。漁業も、農業も、今大きな転換期にあります。未来の食を考えるには、現状を知ることが大切。今知っておきたい食の課題と、解決に向けた取り組みを学びましょう。

今回は、日本の伝統食に、食の問題解決のためのヒントを探してみましょう。古くから受け継がれてきた食の知恵には、多くの学びがあります。

講師:小泉武夫さん
こいずみ・たけお/農学博士。醸造学、発酵学、食文化論の専門家。1943年、福島県小野町の酒造家に生まれ、家業を継ぐため発酵道へ。発酵文化推進機構理事長、和食文化国民会議顧問などを務める。

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マンガで学ぶ、日本の食文化

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※1 女子栄養大学の食品分析表によると、和牛のタンパク質は平均17~18%。大豆のそれも16~17%でほとんど変わらず、大豆は「畑の肉」ともいわれる。このスタミナ食を大人が朝晩食べた場合の有効タンパク質を計算したところ、現代の我々が平均して肉から摂るスタミナより高かったという数字が出ている。
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