2022.02.09
# ビジネス
商品・サービスの魅力や売上をアップ!ベストセラー編集者が明かす「ネーミングの法則」
「伝えたいことが、相手にちゃんと伝わってほしい」と思いながらも、いざ会話をするとうまく伝わらない、コミュニケーションのストレスを感じてしまう……そんな人も少なくないだろう。そこで知ってほしいのが「伝わる構造」と「伝わる技術」。
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』の著書があり、「伝わるとはどういうことか」について考え尽くしてきた編集者の柿内尚文氏が、商品やサービスの売上アップを約束する「ネーミングの法則」を伝授する。
『バナナの魅力を100文字で伝えてください』の著書があり、「伝わるとはどういうことか」について考え尽くしてきた編集者の柿内尚文氏が、商品やサービスの売上アップを約束する「ネーミングの法則」を伝授する。
名前をつけると特別なものになる
伝わるとは相手の頭の中に「見える化」させること。

見える化のための方法のひとつに「ネーミング」があります。名前をつけるということです。
そもそもなぜ名前をつける必要があるのでしょうか。
それは、名前があることで、そのものを「より認識できるようになる」からです。自分たちの周りにある膨大な情報を整理するために、名前を使うわけです。名前があることで、初めて認識できたり、ほかのものとの違いが明確になったりします。
「ネーミング」は伝える技術のひとつです。
ネーミングは古くから「伝わる技術」として活用されてきました。
たとえば、「うなぎ」といえば夏の風物詩のひとつですが、江戸時代はそうではなかったようです。当時は夏になるとうなぎの売上が落ち込んでいたそうで、売上を上げるために考えたのが「土用の丑の日」というネーミング。これを店頭に貼りだしたところ大盛況だったそうで、ほかの店もマネをしたそうです(諸説あるようですが)。
名前をつけることで特別なものになったわけです。
名前をつけることは「伝わる技術」のひとつです。ネーミングでより魅力的になったり、目的が明確になったりとさまざまな効果があります。