2022.01.25
# エネルギー

原油「爆上げ」のウラで、いま中東で「意外なこと」が起きていた…!

暴動、ドローン攻撃、そして…
藤 和彦 プロフィール

中東ではリスクが続々と…

今年に入ると旧ソ連邦諸国の中で「最も安定的」とみなされてきた中央アジアのカザフスタンで暴動が発生、ロシアが主導する集団安全保障機構(CSTO)が抗議デモを鎮圧するために介入する事態となった。

新年から車両用液化天然ガス(LPG)価格が2倍に急騰したことが暴動発生のきっかけだった。OPECプラスのメンバーであるカザフスタンの原油生産量は日量約160万バレルだ。

原油生産は一時減少したものの、既に元の水準に戻った。だが騒乱の背景には政権中枢内での権力闘争があるとの見方が強く、政情が再び不安定になる懸念が残る。

原油高は生活を直撃する Photo/gettyimages
 

リビア、カザフスタンの地政学リスクは今のところ原油供給に大きな影響を与えていないが、原油市場にとっても最も大きなインパクトを与えるのは中東地域だ。

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで1月17日、国営石油会社(ADNOC)の燃料タンクが無人機(ドローン)攻撃を受け爆発し、3人が死亡する事態となった。

UAEが国内への直接攻撃で死者が出たのは初めてだ。

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