秋にはグラスゴーで開催されたCOP26「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」を通して、地球の未来を左右するような大きな決断は政治家や大企業のCEOたちの間で取り決められているんだ、ということも目の当たりにしました。そこで下された決断は、私たちの日常の細々した取り組みなんて一瞬で吹き飛ぶような影響力を持っていたりします。

もう個人が行う「日常の中でできる小さなエコ活動」だけでは気候危機に対する対策は間に合わなくて、それよりももっと大きなルールを変えること、そのルールを決める立ち場になる人をどう選ぶか、そして決定権のある人々にプレッシャーを与え続け正しい選択をしてもらう事が重要なんだと実感しました。

だから、2021年は「署名をどんどんするよ人間」にもなりました。理念に共感できると感じる環境系や社会問題に取り組む団体のSNSをフォローしたり、メーリングリストに登録したりして、その団体が署名を呼びかけている時に積極的に署名しました。だって自分は日々のあれこれに追われてなかなか行動に移せない事ばかりだけれど、でも代わりに活動している人たちを署名という形でサポートできるなら、ドシドシしたい! そう思うから。実際、署名によって変化がもたらされたケースも何度も見てきたし、数は力なりだと信じています!

SDGsは17個のゴールに分かれているけれど、すべてのゴールは繋がっていると思います。ジェンダー平等と気候危機、教育、貧困、人権、全てが繋がっている。行き過ぎた消費主義、資本主義、植民地主義、家父長制度、これらのマインドが根底にある社会の仕組みの中で生きている一個人として、SDGs的に正しい事だけをして生きていくのは難しいことも多々あると感じます。

私も「全然エコな生活ができていないな」「自分はなんて煩悩に溢れた人間なんだ」と落ち込む事はよくあります。こんなに中途半端な自分がこうやって記事を書いて発信することすらおこがましいと思うことさえあります。

けれどこれからは、完璧にできない個人を責めるのではなく、皆んなが不完全なことを認めつつ、その中で社会のルールを変えていく事を頑張る、という風に意識をシフトしていきたいと思うのです。

ということで、2022年も、きっと「自分ぜんぜんダメだなー」とか思ったりするだろうけど、落ち込んでいたって気候危機は止まってくれない。だから、自分を責めすぎず、より良い変化が起こせるように前向きに暮らしていきたいです!

究極的には、ぐーたらのんびり生活していても、ナチュラルにSDGs的な生活ができちゃうような、そんな世の中になったらいいなと思うのです。

そんな未来、素敵だよ。

イラスト・文/クラーク志織 編集/大森奈奈

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