みんなに都合がいいカタチはない

社長としての日々は、決断して舵を切っていきながら、「本当にこれでいいのか」と自問自答を繰り返す。そんな米倉さんが模索しながらたどり着いたのは、腹を括った潔い結論。

みんながみんな、幸せになれることって絶対ない。だから、みんながどれだけちょっとずつ我慢ができるかに目を向ける。みんなに都合がいいカタチはないから、我慢をさせてしまう部分をどう軽減していけるかに視点が変わっていったんです。我慢が偏らず、限界にならないようにするには役割分担をしていこうって」

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撮影/生田祐介

共に戦ってくれるチームがあるから肩の力を上手に抜けるようにもなってきたという。それと同時に「弱くなったのかな」と思う瞬間も訪れるそうだ。

「私、寝る前にInstagramで私の名前でタグをつけてくれているストーリーズを見るようにしているんです。作品の感想や私自身についての投稿を見て、『こういう部分を見てくれているんだ』と発見があるので毎日の習慣になっていて。そういう“つながり”みたいなものに今までは興味がなかったし、正直つながりたいと思ったこともなかったんです。でも今は、私や私の作品に興味を持ってくれている人の声が支えになっている実感がすごくあります。もしかしたら私、弱くなったのかな〜とふと思うこともあるんですよね」