2022.01.22

習近平が「ゼロコロナ」に固執するウラで、中国国民の「不満」が密かに噴出し始めた…!

世界の各国でコロナとの共生が模索されるなか、中国はかたくなに「ゼロコロナ」を標榜し続けている。【前編】「習近平が「ゼロコロナ」に異様に固執する理由、中国の人々はこう考えていた…!」に続き、中国の人々が、ゼロコロナをどう見ているのかを、ジャーナリストの中島恵氏がレポートする。

政府に批判的だった人が…

ある中国人はこれまで中国政府のやり方に、どちらかといえば反感を覚え、内輪の親しい人だけが集まる席では「中国共産党は嫌い」とはっきりいうほどだった。

しかし、その人に政府のコロナ対策について尋ねてみると、「海外に比べて、中国ではほぼ日常生活が送れている。これは本当に政府のおかげ。これだけは、私たちは素直に認めなければならないと思います」と初めて政府を肯定する言葉を口にしたのだ。私は彼の考え方を以前から知っていただけに、とても驚かされた。

このように、これまで現体制にあまり賛同してこなかった人、どちらかといえば中国共産党に否定的だった人が、今回は、政府のコロナ対策を評価していた。

1月、中国・安陽で検査の列に並ぶ人たち〔PHOTO〕Gettyimages
 

別の男性はこういった。

「2021年になっても、相変わらず感染者数の波が激しく、封じ込めとはほど遠い欧米と違い、中国はコロナにほぼ打ち勝った。そのことで現政府を認めざるを得なくなり、『我々はもはやこの政府についていくしかない』『この政権でよかった』という境地にまで達している人がかなり多くなったと思います。コロナという未曽有の危機があったからこそ、習政権は延命できる。コロナを踏み台として、政権基盤がより強固になったといっても過言ではないでしょう」

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