「安倍切り」のXデーは今年7月! 鈍牛・ 岸田がついに動き出す

参院選と政調会長人事が意味するもの

岸田・安倍会談で話し合われたこと

2022年、永田町は1つの「政治決戦」が注目を集める。今夏の参院選が文字通り「戦」であるのは間違いないが、それは大戦を前にした要素に過ぎない。岸田文雄首相が長期政権を築けるか否かは、今や「自民党のドン」となった安倍晋三元首相との距離感が決するのである。いよいよ「脱アベ政治」に踏み切るとの見方が強い岸田首相は、いかなるタイミングで仕掛けるのか──。

Photo by GettyImages
 
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昨年10月の首相就任から100日目を迎えた1月11日の夜、東京都内の日本料理店で始まった会談にメディアの関心は集まった。「ハネムーン期間」を終えて内閣支持率が上向く岸田首相が向き合ったのは、自民党最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)の領袖である安倍晋三元首相である。すきま風がささやかれる両者が会食したのは首相就任後初めてのことだった。

米国で100万人を超える新規感染者が確認されるなど世界各地は新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の猛威に苦しみ、日本国内でも1月9日に安倍氏の地元・山口や広島、沖縄各県に「まん延防止等重点措置」が適用されたタイミングでの会食。一部の記者は「上級国民はやはり違う」と苛立ったが、両者は2時間を超えて高級料理に舌鼓をうった。

関係者によると、2人は新型コロナウイルス対策や今夏の参院選、政権運営などについて幅広く意見交換したという。ただ、自民党担当の全国紙政治部記者は「地元・山口に『まん防』が適用され、世間から会食への批判も出かねない時だけに、安倍氏にはどうしても顔を合わせておきたかった理由があるのではないか」といぶかる。

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