2022.01.21

「賃上げ」が本当に成長につながるのか?貯蓄に回るリスクをどうする

参院選を控え国民の歓心を買うためか

岸田首相の論理は本当か

第208通常国会が開幕し、国会論戦が始まった。焦点は新型コロナウイルス感染症対策と共に、低迷が続く経済をどう立て直すか。岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」とは何か、それが日本経済を成長路線に乗せることができるのか。いよいよ岸田流経済政策の真価が問われる。

by Gettyimages

岸田首相が強調するのが「賃上げ」だ。1月17日の施政方針演説でも「成長の果実を、従業員に分配する。そして、未来への投資である賃上げが原動力となって、更なる成長につながる。こうした好循環を作ります」とし、成長のためには分配が必要だと強調している。

春闘で、賃上げ率の低下傾向が続いているものを「一気に反転させ、新しい資本主義の時代にふさわしい賃上げが実現することを期待する」と力を込めた。

 

やはり、「新しい資本主義」というのは分配ありきの政策、分配すれば経済成長につながって、それがさらに賃金を上昇させるという「好循環」が始まるとしているわけだ。

だが、本当に賃上げが成長につながるのだろうか。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら
SPONSORED