2022.01.21
# 中国

中国共産党が民族浄化に固執する理由はナチスと同じ「生存空間」欲求

少数民族を弾圧し抹殺し土地を奪え!

ジェノサイド政策を堂々と行う国

現在、中国共産党政権が国内に住むウイグル人に対して民族浄化のジェノサイド政策を強行していることは国際的にも大問題となっている。

ロンドンでの中国非難デモ  by Gettyimages

100万人単位のウイグル人を強制収容所に送り込んだり、ウイグル人女性に不妊手術を強制したりするような施策は、まさに民族浄化そのものであって、ナチスドイツがユダヤ人に対して行ったジェノサイドとは本質的に何の代わりもない。

だからこそ2021年、アメリカ政府やカナタ・イギリス・オランダなどの民主主義主要国家の議会は相次いで声明や決議を出して中国政府のウイグル人弾圧をジェノサイドだと認定して厳しく批判したのである。

21世紀となった今、国内においてジェノサイド政策を堂々と行う国があることは信じ難い異様な事態であるが、問題は、中国共産党政権は一体どうして、国際社会の厳しい批判を覚悟の上でそれほどの悪名高い民族浄化政策を推し進めることになったのかである。

この問題と関連して、中国共産党政権は今、国内のいわゆる「少数民族」全体に対して一体どのような政策を実行していているのか。そして今まで中共政権は少数民族のことをどのように扱ってきているのか。それらはまた、中国の「民族問題」を理解する上での重要な問題であろう。

 

本文は以下では、上述の問題意識を念頭に、ウイグル人に対するジェノサイド政策を強行するに至るまでの中国共産政権の少数民族支配の実態と少数民族への支配史を考察した上で、民族浄化政策を含めた共産党政権の「民族政策」の本当の狙いを明らかにしていこうと思う。

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