嶋:相手の「洋服のセンスが気にくわない」「髪型が嫌」という女性は多いですが、それぐらいの点は話し合えて、素直な男性ならいくらでも後から変えてくれますよね。
高須:ユニクロや無印良品のような量産系の格好をしている男性なんて、まさにそのタイプですよ。女性からは「おしゃれではない」と敬遠されがちですが、私はむしろ外見にこだわっている男性よりもお勧めです!
嶋:そういう「自分はこれだ」という方向性が決まっている男性は自分にばかりお金をかけたがりますし、相手の好みや要望を聞いてくれる余地がありません。「特にこだわりがなくてちょっと見た目が残念」なのは、言ってしまえば「余白がある」という事です。
高須:すでに誰かに育てあげられたモテ男子を狙うのは難しいですが、余白のある男子を育てるのは案外難しくありません。相手が素直に受け入れてくれる方なら、自分好みになってくれる可能性だってあるんですよ。

そして、お相手の素直さを見抜く一番の方法は、男性に答えづらい質問をしてみることです。自分の日常を切り口に彼のうまくいかなかった経験談を聞き出します。
彼の言葉の中に「自分の行為への反省」が含まれていたり、「自分にも原因がある」など、自分がどうだったかが述べられていたら素直な男性である可能性が非常に高い。「相手が悪い、周りが悪い」と常に他責思考の男性は頑固な可能性が高いでしょう。
嶋:なるほど、見た目だけではなく会話を重視することで、その人の価値観も見えてきますよね。
高須:そうなんです。見た目だけではわからないその人のよさは、会話に滲み出るものです。会話から相性がよければ、本音も自然と出てきます。かざらない自分でいられる居心地のよさもひとつのプラス要素ですよね。
例えば若いときは年収にこだわっていても、年を重ねて共通の趣味を持って夫婦で楽しみたい、などその理想や条件が変わってしまうことはよくあります。これだけは譲れないというこだわりも大事ですが、条件だけに縛られずに間口を広げれば、案外と自分にぴったりなお相手も見つかります。
嶋:本当にそうですね。