離婚を経験、シングルマザーになって思うこと

――今回のエッセイでは、妊娠出産時のエピソードは、とても詳細に描かれていますが、その一方で人生のターニングポイントにもなりえる「離婚」については、ほぼ触れられていません。エッセイを読み進めると、とてもパワフルでポジティブな印象の安藤さんは「離婚」をどのように捉えていらっしゃるのか、が気になる部分でもあります。今現在、安藤さんはご自身の「離婚」を、どう捉えていらっしゃるのでしょうか?

安藤:無理にポジティブになろうとしなくていい。そのままでいいと思っています。というのも、自分がシングルマザーになって、より強く感じるのですが、なぜか世の中の風潮的に「離婚してもすぐ立ち直って前向きに進めー!」とか「バツがついちゃったよ(笑)」って、冗談交じりに言えるところまでを求められている雰囲気があるなぁと。

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周囲が応援してくれるからこそ「明るくいなきゃ!強くならなきゃ!」って、無理しちゃうシングルのママ達がいるのもわかります。

でも私が、そんなに頑張りすぎなくていいんじゃないかって思うのは、離婚は胸が引き裂かれるような「辛い」と感じる出来事だったから、向き合って癒していこうと。

愛した人(元夫)は、この世界のどこかで今も生きているから。さらに、相手と命を分けた“愛の結晶=子ども”が、目の前にいるから。