2022.01.22

子どもを「天才!」と褒め続ける育児にはリスクがあるかも…その「意外な理由」

自己肯定感の高い子を育てる4C+F

大人の「4C+F」で自己肯定感の高い子に育つ

自分の子どもに、どんな子どもに育って欲しいかということを調査するアンケートが長年にわたって行われています。しかしその結果は、今も昔も大きくは変わっていません。その多くは、「自分を大切にできる子」「挑戦できる子」「自分で物事を決められる子」など、大きくまとめると自己肯定感の高さが土台にある子に育って欲しいというものです。

こうしたアンケート結果からは、多くの親が、どのような子育てを行えば子どもの自己肯定感が高まるか(または低めないか)を気にしていることがうかがわれます。

私は、認知機能の発達と「心の成長」について研究しながら、普段は子育てコーチングや教育支援、カウンセリングなどをしています。今回はそうした観点から、褒める(Commend)・叱る(Chide)・励ます(Cheer)・慰める(Console)・許す(Forgive)という5つのアプローチを子どもに対して行う際のポイントについて紹介します。

それぞれの頭文字をまとめて「4C+F」と私は呼んでいます。これらの4C+Fのアプローチは日常的なものですが、アプローチの仕方を間違うと子どもの自己肯定感を低めてしまうことがあります。たとえば、褒め方によっては自己肯定感の低い子に育ててしまうこともあり得るということです。

では、順番に見ていきましょう。

〔PHOTO〕iStock
 

褒める(Commend)自分の成長を意識できる子に育てる褒め方

小さな子どもは、褒められる機会がたくさんあります。他の子より早く歩けるようになった我が子をみれば、親は「将来はスポーツ選手かもね」と興奮したり、保育園や幼稚園で独創的な絵を描けば「芸術的な才能がある」とベタ褒めすると思います。小学生になれば、テストで続けて100点をとれば「天才!」と褒めることもあるかもしれません。

しかし、これらの褒め方には「落とし穴」があります。それは才能や結果に注目した褒め方をしているという点です。

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