2022.01.25
# 教育

「PTAの“ポイント制”をやめる」提案した役員が、他の保護者から反発された理由

「私のポイントが無効になるなんて!」

強制参加と思われがちなPTA、実は入退会自由であることをご存じだろうか? 他にもPTAには「闇」と呼べる側面がいくつも存在している。

長年、PTAなどの保護者組織について取材・執筆を続けているノンフィクションライター兼編集者の大塚玲子さんが、この度新刊『さよなら、理不尽PTA! ~強制をやめる PTA改革の手引き』(辰巳出版)を上梓。PTAに関わる様々な立場の保護者への取材を通じ、PTAを改革する方法を提案する1冊だ。

今回は書籍の出版を機に、大塚さんが「PTAの闇」を感じたケースを紹介してくれた。

 

PTAの「ポイント制」システムの落とし穴

PTAの取材を筆者が始めて約9年になりますが、知るほどに「これは闇が深い」と感じるのが、各地のPTAで散見される「ポイント制」というシステムです。

「ポイント制、いいじゃない」と思われるかもしれません。いまやどこで買い物をしても、何かしらのポイントがついてきます。ポイ活を楽しんでいる人も多いでしょう。それを悪く言うだなんて、このひねくれ者め、と思った方もいるやもしれず。

Photo by iStock

でも、PTAの「ポイント制」は、一般的な楽しいポイントシステムとは、だいぶ様相が異なります。この「ポイント制」は、PTAの「お仕事」のノルマを「保護者(実質母親)全員に、平等に」クリアさせるために編み出された、心躍らない仕組みなのです。

PTAのポイントは「お仕事」をすると付与され、たまったら、お仕事の「免除」に使われます。たとえば、本部役員(会長・副会長・書記・会計)をやったら10ポイント、委員長は5ポイント、委員は3ポイント、その他の係は1ポイントといったふうに、仕事の負荷に応じて付与されるポイント数が決まっており、一定数のポイントをためた人は、役員選出の対象になることを免れる、といったルールです。

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