2022.01.18

「スレイヤーズ」「スラダン」「ガンダムW」…42歳女性が告白する「1995年黒歴史」が刺さりすぎる!

「オタクがここまで市民権を得るなんて――」

人気漫画が原作の劇場アニメ作品が映画興行収入数十億円、企業とのコラボグッズが次々登場、2.5次元アイドルブームでチケットは即完売…。昨今、アニメ・漫画の市場規模は拡大するばかりだ。そんな状況に困惑する42歳女性の平成初期における“オタ活”を描く漫画『古オタクの恋わずらい』(ニコ・ニコルソン)が共感の声を呼び、SNSを中心に大きく話題を集めている。

『古オタクの恋わずらい』(ニコ・ニコルソン)
 

当時、オタクを隠すのに必死だった…

主人公の佐東恵は42歳シングルマザー。子供の頃から生粋のオタクだが、娘がアニメ柄の服を着こなし、推しキャラのラバーストラップや缶バッジをカバンに着けて当たり前のように外出している姿に驚愕する。

「こんな未来、こんな青春…私の時代にはあり得なかった!!」

恵が青春時代を過ごした1995年といえば、コギャル・プリクラ・ポケベル・Windows95…。ネットも携帯も普及しておらず、まだオタクが市民権を得ていない時代だったと振り返る。

『古オタクの恋わずらい』より

17歳の恵は当時転校したばかりで、オタクを隠すのに必死だった。しかし、元気な人気者キャラ『天使なんかじゃない』の翠ちゃんを意識して空回りしたり、『SLAM DUNK』の流川くんがクラスにいないか妄想したりと、ついついオタク道を突き進んでしまう。『スレイヤーズ』『魔法騎士レイアース』『新機動戦記ガンダムW』など当時を彩る名作にもれなくハマり、オタク友だちとの文通に歓喜したり、時にクラスで浮いてしまったりとリアルな心情が描かれ、読む者の心に刺さる。

作者のニコ・ニコルソンさんは、平成初期「1995年」のオタクについてこう語る。

「元々、『古オタクの恋わずらい』は自分が青春時代を過ごした90年代の懐かしネタを描きたくて始めたマンガでした。最初はエッセイマンガとして自分の経験をそのまま描こうと思っていたのですが、当時の担当さんと相談して『恋愛を絡めた方が良いのでは?』となりまして。ところが私の青春時代は二次元がメインの恋愛だったもので描ける気がしない。というわけでエッセイではなくオリジナルのラブコメディとなりました。でも主人公サトメグがオタクを隠しながら学校生活を送る葛藤や失敗は私が当時経験したものです。

今の世代の子がいう『オタク』は、どこか後ろめたさを感じていた昔とは違って『私、オタクだから〜』と自分から言えたり、『量産型ヲタク』と自嘲も含めつつ型を広げて楽しんでる感じがあったりして羨ましいなぁと思っていて。その辺りの時代の流れというか、オタク界でのジェネレーションギャップも描きたくて、1995年と2021年をいったりきたりしながらサトメグの娘(中学生)も出てくる構成にしています」

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