子どもの感染が多いオミクロン。対策は?

オミクロンは、「重症化リスクがデルタよりも低い」ことがわかってきました。ですが、「オミクロン=ただの風邪」とは言いきれません。

今まで風邪による入院者で医療崩壊が恐れられたことはあるでしょうか重症化というカテゴリーに入らなくても、風邪以上の発熱やだるさ、下痢や嘔吐、食欲不振など、想像以上につらい症状が出るケースもありますし、以前から言われている後遺症のリスクはオミクロンでもあります。さらに、重症化リスクはデルタウイルスなどと比べると低くても、誰もがその可能性を持っているともいえます。

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また、オミクロンは感染しやすさから、子ども世代の感染が深刻化しています。

子どもの感染により、親も濃厚接触者になってしまい、家庭の社会参加が難しくなってしまうケースもよく耳にします。コロナ禍での子どもたちの心の負担に関して、先日記事を書きましたが、2年間様々なストレスに晒されながら本当に頑張ってきた子どもたちに、感染拡大によって更なる負担をかけてはいけないと思います。

そのためには、マスク、手洗い、換気、三密をさける、の基本の「キ」をうまく日常生活に当てはめる工夫が必要でしょう。

できるだけ日常のルーティーンを保ちながら、人との距離が保てて、換気の必要のない屋外で遊ぶことをおすすめします。友だちと交流した後や、食事の前に手を洗うこと。友達と会うときには、できるだけ屋外で会い、もし室内の場合は、できる限り少人数で、マスクを着用して、定期的に窓を開けて換気を心掛けること。

また、特に今の時期は、風邪症状がないかなど、家族間でお互いの健康状態に関してオープンにシェアできる関係の人だけと会うことをおすすめします。接種対象の年齢のお子さんのワクチン接種も重要です。

こういった対策も、オミクロン波が治まったときには少し緩めることもできるので、感染状況に応じて緩急をつけることも持続の秘訣だと思います。

第6波では、自分自身がかかってしまった、友だちがかかってしまったということも日常的になってくるでしょう。自分のお子さんが感染してしまった場合には、症状の変化は観察しながらも心配しすぎずに、休養を取らせてあげて下さい。

もしもお友だちが感染してしまった場合には、お友だちの様態を心配する気持ちをお子さんと共有して、「早く良くなってね。心配してるよ」というお手紙やビデオレターを送ったり、回復後に登校するお友だちには「おかえり!」と声をかけてあげるように話すのもいいでしょう。

直接会えなくてもやさしい気持ちは伝えられる。そんなことをお子さんと話してみてほしい。写真はイメージです。photo/iSotck

感染症に対する不安から世界中で感染者に対する差別も生まれています。しかし、感染は誰にでも起こりうること、回復後や隔離後の人からの感染の心配はないこともしっかり話しましょう

ここまで長くコロナ禍が続き、何度も繰り返す感染拡大で、「自分がやっていることに意味がないかも」とあきらめ気分になっている人も多いかもしれません。ですが、「自分がやってるは自分にとっても社会にとっていい影響があるかも」って思えるとやっぱり努力を続けやすいのではないかと思います。私自身、そういうモチベーションで気持ちを切り替えています。

また、「この状態、いつまで続くの!」と出口が見えない感覚に陥るとあきらめたくなるものです。でも、今までどの波も永遠に続くわけではなく、数ヵ月ごとにおさまってきました。オミクロンの波も必ずおさまります。他の波と比べるとピークがくるのも早くて、降下も早いとも言われています。

だからこそ、大きな波が来たら「マスク」「換気」「手洗い」「ソーシャルディスタンス」「ワクチン接種する」といった基本的な感染対策をできる限り努力をする。波は必ず去るのだと希望を持って。ひと息つける時期はそんなに遠くない未来にあると思うのです。

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