【スナック千代子へいらっしゃい #38 アイツといるほうがラクだった】

子育ての切なさを2児のママで「スナック千代子」のママ、ピスタ千代子がつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、泣き叫ぶ赤ちゃんより疲れてしまう「話の通じない大人」について(漫画は次ページに掲載)。

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「話の通じない大人」は意外と多い

赤ちゃんとの生活を舐めてかかっていた、とまでは言わないけれど、産後初めての母子同室で私は打ちのめされました。

なぜ、こんなにも泣くのか!

もちろん、赤ちゃんは泣くものなんていうことは重々承知の上。だけど想像以上でした。お腹が空いたのだろうか、それともオムツだろうか? いや違う、オムツはきれい。わたしの抱き方が悪いのか、それとも問題は母乳の味だろうか? 原因がわからないのがひたすらつらい……。息子が泣くのは間違いなく自分に問題があるからだろうと決めつけて、寝不足のぼんやりした頭で自分を責め続け、心身ともに疲弊しきっていました。

でも、そんな日々には必ず終わりが来ます。
育てている人と育ててもらわなきゃ困る人との生活ですから、お互いにどんどん意思表示やら対応やらがうまくなっていくのです。そして少しずつですが、息子は言葉を覚え、今となっては「話が通じない」ということはほとんどなくなりました。

仕事に復帰して数年経った今、とみに感じることなのですが、世の中には言葉の通じない大人が意外とたくさんいらっしゃる。そしてその人たちとの押し問答は、終わることが絶対にない。どこかでぶった斬るしか方法がなく、決裂というかたちでの終焉になるので、ほんの数十分の打ち合わせでもあの頃の何倍も疲弊します。

そう考えると、もう二度と味わうことのできない日々だと思って、子どもが赤ちゃんの頃をもっと楽しめばよかったのかもしれません。でも、それは完全に今だから言えることなんですけどね。