2022.01.18
# 日本株

日本株「コロナ直撃の旅行・空運銘柄」であえて資産防衛する“スゴ技&銘柄13"

コロナを逆手にとって資産防衛せよ!
大川 智宏 プロフィール

「コロナ遅行性」をデータで見てみると…

また、専門知識なしに収束を勝手に見込むのではなく、過去の感染者数の推移からテクニカルな観点で規則性を読み取れるならば、それを活用できる可能性はあるかもしれない。

特に、コロナの感染の拡大と収束は、専門家の間で2つの説が提唱されている。ひとつは、日本の感染の拡大とピークは海外に比して1~2ヵ月程度遅行すること、そして拡大と収束が概ね4ヵ月(片道2ヵ月程度)のサイクル性を持つということだ。

まず、前者の日本の遅行性について、米国の感染者数の推移との比較で見てみたい。

図:コロナ新規感染者数(週間平均)の日米比較
図:コロナ新規感染者数(週間平均)の日米比較 出所:Our World in Dataより智剣・Oskarグループ作成
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初期は人数の水準自体が低いために見にくいが、大まかに比べてみると、たしかに第一波から第四波までは、明確に米国の感染拡大に遅行している様子が見られる。

第五波のみ拡大がほぼ一致しているが、今回の第六波も、先に米国で増加の傾向が見られた後に日本で急増が始まっている。つまり、6つの波のうち5つのケースで、米国が日本に対して先行して流行し、その後に日本で拡大を見せていたことになる。両者間のラグは、概ね2ヵ月前後だ。

背景としては、おそらく日本が海に囲まれた島国であることで、水際対策によって初期段階によける予防機能が働いていた結果であろうと推測される。ただ、原因は何にせよ、先行する前提の米国が依然として感染者数のピークアウトの兆候すら見えないため、現状は日本において早期に状況が改善する可能性は低いと考えざるをえないだろう。

日本において第六波の収束への期待が持てるのは、米国がピークアウトを見せてからの話だ。

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