2022.01.27

「暗黙のルールに疑問を持たないことが嫌い」… ハライチ岩井勇気が、原作を担当した漫画『ムムリン』で伝えたいこと

お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんが原作を手掛ける『ムムリン』(作画:佐々木順一郎)。ひょんなことから地球に辿り着いたポコムー星人・ムムリンと、口を開けば人をズバッと斬る正論が飛び出す、大人びた小学生・コウタの奇妙な共同生活を描いた本作は連載開始直後から人気を集め、大きな話題を呼んだ。

今回は待望の単行本第1巻が2022年1月6日に発売されたことを記念して、原作者の岩井勇気さんにインタビューを敢行! 後編では『ムムリン』という物語の創出、そして、お笑い・エッセイスト・漫画原作者など多彩な活躍を見せる岩井勇気さんの知られざる創作の裏側について話を伺った。

<【前編】「年齢でマウントを取るなよ」…漫画『ムムリン』原作担当のハライチ岩井勇気が作品に込めた想い>はこちら

ストーリーは「日常」から生まれる

――佐々木先生と良いバランスや関係を育まれているんだなと感じたのですが、漫画原作を担当して感じた難しさや楽しさを教えてください。

岩井 自分の作った世界観で物語を描いていくのは自由度が高くて楽しいですね。大変なところは、1話完結なので毎回起承転結をつけて完結させなきゃいけないところかな。

 

――原作のネタはどういった瞬間に思い浮かぶのですか?

岩井 単純に日常に溢れている“あるある”ネタを落とし込むこともありますし、日常で腹が立った時にこれは『ムムリン』で書こう!って時もありますね(笑)。あとは昔あった嫌なことを思い起こして「なんでこれが嫌だったんだろう?」とひたすら考えて、責任の所在を明らかにして『ムムリン』の世界に落とし込みます。

――ひとつの事象についてひたすら深堀っていくんですね。

岩井 腹が立ったことに対して「これは誰が悪いんだろう?」って考えながら順序を追っていくと、責任の所在が明らかになるんですよ。そうすると、こんな言い方もよくないのかもしれないですけど、いくらでも相手が悪かったことにできるんです。俺が悪い面もあったかもしれないけれど、それは「そもそもお前がこう言ったからだ!」っていくらでも相手の方が悪かったことにできるんです。

――腹が立った時に取り入れてみたいライフハックです(笑)

岩井 そうすると、むかつかなくなりますから。結局相手が悪いんじゃん!って思うと、もやもやしないじゃないですか。

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