「大減税」公約で大勝した維新が、とつぜん「国民イジメ」に転換した理由

政調会長「暴走」の背景は何か
小倉 健一 プロフィール

同僚議員のTwitterをブロック

維新は、「大減税」を公約のいちばんの柱に掲げておきながら、選挙が終わると自ら積極的に36兆円もの大増税議論を開始したことになる。

維新関係者はこう話す。

「選挙前に、自身の持論である『資産課税』を選挙公約から落とされたのがよほど悔しかったのか、機会を伺っていたのでしょう。しかし、減税を信じた有権者を裏切るように見えてしまった。『事後検証』という言葉も変です。法律を施行したあとに、うまくいったかを検証するというならわかりますが、今回の場合、『事後』とは選挙後を意味します。有権者の立場になれば、公約なら選挙前に精査してくれよ、と考えると思います。選挙終わって、自分たちが掲げた政策が正しかったかを検証する政党なんて聞いたことがありません」

足立康史氏ウェブサイトより足立康史氏ウェブサイトより
 

この発言を皮切りに、足立氏は、自身の行動に異を唱える同僚議員のTwitterをブロックするなど、不可解な行動を起こし、また、フルオープンを連呼しながら、事の経緯がほぼ明らかにならないまま、党幹部への「クローズド」での相談をした結果、事実上の「停戦」を宣言してしまった。何が起きているのか、イチ有権者である私には、さっぱりわからない。先述の維新関係者に、解説をお願いした。

「参院選に向けた公約策定作業は近く始まるので、自身に主導権を取り戻そうとしたのでしょう。自分の意見が若い執行部に通らないので、上から目線でモノを申す、みたいな態度を取ったのでしょうが失敗でした。『大減税』を衆院選で有権者には公約したけれど、党是として増税しますよということを言っています」

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