2022.01.20
# マンガ

「年齢でマウントを取るなよ」…『ムムリン』原作担当のハライチ岩井が作品に込めた思い

お笑いコンビ・ハライチの岩井勇気さんが原作を手掛ける『ムムリン』(作画:佐々木順一郎)。ひょんなことから地球に辿り着いたポコムー星人・ムムリンと、口を開けば鋭い正論が飛び出す、大人びた小学生・コウタの奇妙な共同生活を描いた本作は連載開始直後から人気を集め、大きな話題を呼んだ。

今回は待望の単行本第1巻が2022年1月6日に発売されたことを記念して、原作者の岩井さんにインタビューを敢行! 前編では『ムムリン』の見どころや岩井さんの創作方法について迫る。

 

「いつか絶対にこう言ってやろう」と思っていたことを描いた

――『ムムリン』第1巻発売おめでとうございます。

岩井 ありがとうございます。嬉しいですね。自分の漫画が本屋に並ぶって、すごいことだなと思いました。僕はエッセイも書いていて本も出しているんですけど、そもそも小説とか活字の本を読まないから、本屋に行っても雑誌とか漫画の本棚しか見ないんですよ。だから、エッセイ本が出た時は「自分の本が並んでいる!」とか思わなかったんですけど、漫画は思いますね。

――1巻の一番お気に入りの話はどれですか?

岩井 4話の「恥ずかしくないの?」っていう町中でムムリンがおじさんとぶつかっちゃうお話ですね。ムムリンがおじさんに「ちゃんと前を見て歩け」って一方的に怒られて、コウタがおじさんに抗議したら「年長者に失礼だ」ってさらに怒られるんですよ。

©岩井勇気・佐々木順一郎/講談社

最終的にそのおじさんは自分よりも年配のおじいさんに杖で殴られるんですけどね(笑)。なんか、他人から押し付けられた価値観の上で最終的に言いくるめられてしまうことってあるじゃないですか。だけど、結果的にその人の土俵というかホームで負けてしまうみたいなオチが気持ち良くて好きですね。

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