2022.01.17
# マーケット

IMFの警告…2022年、狙われる新興国「BEAST」とはいったい何か?

米利上げで「より不透明」になる新興国

2022年、「より不透明(more uncertain)」な新興国

1月10日、IMFは『Emerging Economies Must Prepare for Fed Policy Tightening』と題したブログを掲載している。

米国を筆頭とする先進国の中央銀行による正常化プロセスが新興国からの資本流出を促し、これにともなって発生する通貨安やインフレ、そして(望まぬ利上げにともなう)景気停滞が到来する可能性が警告されている。

IMFが警告した photo/gettyimages
 

1月12日に開催されたイベントでも、ゲオルギエワIMF専務理事が、インフレ抑制を目的とした利上げは先進国と途上国の間の格差を危機的な水準にまで拡大させる恐れがあるとやや踏み込んだ発言をしている。

2022年は多くの市場参加者にとってFRBの利上げやその先にあるバランスシート縮小(いわゆるQT)が焦点にならざるを得ないが、国際資本移動が活発化された今日、FRBの正常化プロセスは世界の資本コスト押し上げを通じて世界、とりわけ対外経済部門が脆弱な新興国を巻き込むことが懸念される。

過去にも見られてきたパターンの混乱だが、パンデミックも絡んで、問題が一段と大きくなりそうな可能性は確かに感じられる。

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