いま「美容クリニックを受診する若者」が増えている事情…コロナ禍がキッカケに?

「若者には不必要」との声もあるが

美容クリニックを受診する若者が増加中

美容医療市場の拡大スピードはすさまじく、ある調査によれば、2010年には同市場の収入高は約2480億円でしたが、2019年時点では約4070億円と、10年間で2倍弱にまで成長しています。2020年度はコロナショックの「巣ごもり傾向」によって停滞したようですが、ワクチン接種が進んで緊急事態宣言が解除され、人々の「軟禁生活」が解けたこれから、市場が再び活気づくだろうことは明らかでしょう。

とくに近年の傾向として、若者の受診率の急増には目を見張るものがあります。べつのある調査によれば、「いままでに美容医療・整形を検討または実際に施術を受けたことがありますか?」という問いに対し、回答者のうち20代では約2人に1人が「いままでに検討」「施術を受けた」と回答しました。

実際に筆者が運営する美容クリニックでも、10代後半から20代前といった「Z世代」の受診は増えつづけています。そのきっかけは「自分磨きのため」「就活のため」などさまざまですが、こうした若い世代の方がたは、コロナ禍を美容医療の契機と捉えているふしすらあります。

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大学がのきなみ休校し、会社ではリモートワークが推奨され、外出自粛生活を強いられた緊急事態下においては、「いまなら施術してもその跡を隠せるだろうから、コロナがいいきっかけになった」という声を頻繁に聞きました。この心理は、夏休みなどの大型休暇中に美容クリニックを受診する患者が多いという現象と重なるところがありますね。

本記事では、そんな「若者×美容医療」のリアルな実態をご紹介しましょう。

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