2022.01.15

生活保護の増加が止まらない…そのウラにメディアが報じない「新たな貧困層」

高齢者でも、母子家庭でもない
鷲尾 香一 プロフィール

このことから、大手メディアが報道したように、「生活保護の申請件数が6か月連続で増加しています」程度の話ではなく、生活保護世帯の増加は新型コロナ禍の影響によって、実質的に失業に等しい休職者や失業者が急激に増加したことで、普通の家庭にまで貧困化が拡大し、“新たな貧困層”が生まれつつあるという深刻な事態を引き起こしていることがわかる。

実質的に失業に等しい休職や失業に追い込まれても、すぐに生活保護に至るわけではない。失業保険の受給や貯蓄を取崩して、しばらくの間は生活できるだろう。

だが、新たな仕事につけず、失業保険の受給が終わり、貯蓄が尽きれば、生活保護に頼らざるを得なくなる。申請件数の増加は、こうした受給者が増加していることを示しているのだ。

こうした状況ついて、大手メディアは政府に対して警鐘を鳴らし、政府は実態をしっかりと把握し、早急に対策を打ち出し、生活保護件数の増加や貧困層の拡大に歯止めをかける必要がある。

 

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