2022.01.15

日本で一番スゴイ「怪物投手」ベスト10を大公開…!第1位に輝いた「ピッチャーの名前」

週刊現代 プロフィール

では、4指標をもとに、満を持して「最高の投手」を決定しよう。

栄えある1位は、勝利貢献度7位、安定感4位、奪三振力6位、防御率傑出度2位と、すべての指標でベスト10に入ったダルビッシュだ。

「もともと速球派でしたが、入団当初は与四球率が高く、制球力のない投手でした。しかし、年々着々とスキルアップし、変化球も増え、制球力も飛躍的にアップした。まさに『進化する投手』です」(広尾氏)

ダルビッシュが初めて規定投球回に達した'06年には64個の四球を与え、安定感は1・80に過ぎなかった。だが、'11年には36個まで減少、逆に奪三振は115から276まで増え、奪三振王のタイトルを獲得している。

最高の投手ベスト5
 

余談だが、'18年に本誌の取材に答えた中日・立浪和義監督は、ダルビッシュを指して「球種、テクニック、頭脳、すべてが突出した現代野球最高の投手」と評している。

今回のデータ検証によって、立浪氏の眼力が裏付けられた格好だ。

そして2位には、安定感で抜群の数字を残した田中、3位には上原が入った。上原は、奪三振力以外の指数のすべてで20位以内にランクインしている。「コントロールピッチャーの完成形」と言うことができるだろう。

むろん、今回のデータからでは測れない部分もあるし、やはり生涯成績で測るべきだという意見もあるだろう。

「ダルビッシュは確かに素晴らしいけど、やっぱり『最高の投手』と言われたら、400勝の金田さんですよ。ピッチャーは長年チームを背負い続けて初めてエースになる。僕は、そう思っています」(元阪神の江本孟紀氏)

決して一致した結論が出ないからこそ、プロ野球談義は楽しい。皆さんは、どうお考えだろうか。

※投手の分業制がまだ進んでいなかった時代の記録は、数値が突出して高くなる傾向があるため、今回は、30勝投手が続出していた'50年代から'64年までの時期を「殿堂入り」として切り離し、以降の時代と分けて算出。また、「真のエース級」に絞るため、年間で15勝以上を挙げている先発投手に候補を限定し、各選手が最高の数値を出した1年を採用している。

『週刊現代』2021年12月25日・2022年1月1日号より

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