2022.01.15

日本で一番スゴイ「怪物投手」ベスト10を大公開…!第1位に輝いた「ピッチャーの名前」

「奪三振力」「安定感」「防御率の傑出度」「チームの勝利への貢献度」の4つの観点ごとに順位を決め、総合点から最高の投手を導き出すこの企画。

今回、野球データを統計学的に分析する「セイバーメトリクス」のスペシャリストたちの知恵を借り、様々な角度からデータを徹底的に検証して「史上最高の投手」を割り出すことにした。

前編の「日本で一番スゴイ「怪物投手」は誰なのか…?分析したら意外な投手が浮上した」では奪三振力をみる「K/9」、安定感をみる「K/BB」で割り出される投手の名前をお伝えした。

次に、防御率傑出度を見てみよう。

ただひとりの大偉業

野球のデータ分析を手がける企業、「デルタ」の協力アナリストの道作氏(仮名)が解説する。

「防御率傑出度は『当該選手の防御率÷該当年度のリーグ平均防御率×3・8』という式で算出されるものです。その年のリーグの平均防御率を3・80と仮定し、それにどれだけ差を付けたかを計算することで、シーズンごとの環境の差を補正し、選手の防御率を、年度を超えて比較することが可能になります」

「安定感」に続き、ここでも1位の数字を残したのは田中('13年楽天)だ。数値は1・355。

Photo by gettyimagesPhoto by gettyimages
 

以下、2位にダルビッシュ('09年日ハム、1・631)、3位に斎藤雅樹('89年巨人、1・721)、4位に堀内恒夫('66年巨人、1・802)と続く。

ちなみに14勝のため除外したが、'70年の村山実(阪神)は1・276という傑出した数字を残している。この年の村山の防御率は0・98。戦後、規定投球回数以上を投げて防御率0点台を達成したのは、村山ただ一人だ。

最後に、チームの勝利への貢献度を測るため、「投手WAR」という指標を算出しよう。

WARは、その選手が「代わりとなる選手に比べてどれだけチームの勝利に貢献したか」を示す。計算式は複雑なため割愛するが、メジャーでは適正年俸の算出にも利用される。数字が大きいほど貢献度が高く、レギュラーが平均的な活躍をした場合、2前後の値となる。

SPONSORED